今年もまたイースターがやって来ました。
2024年のイースターは3月31日(日)です。
基本的には春分の後の、最初の満月の次の日曜日です。
毎年、日付が変わるのは必ず日曜日というルールがあるからです。
イースターの日付をいつにするのか、
という論争は古代から行われてきたといわれています。
キリスト教には西方教会と東方教会があり、
それぞれが使用する暦の違いで日付が異なるため、
現在でも議論が続いているそうです。
一連の儀式では、イースターを前に、
キリストの受難を追体験する40日間の断食が行われ、
イースターの前夜から当日にかけて礼拝を行います。
イースターのシンボルモチーフとして代表的なものに
イースターエッグとイースターバーニー。
シーズンが近くなるとロンドンでもデパートの店頭に並びます。
イースターの卵の意味合いにはいくつか説があります。
マグダラのマリアの伝承としての説では、
皇帝に卵を献上しキリストの復活を告げたところ、
「白い卵が赤くなるくらいあり得ない」と皇帝が言った。
すると、その卵が見る見るうちに赤く染まったという。
赤く色付けられたイースターエッグは、
キリストの血と復活の象徴と言われています。
もう一方のシンボルはウサギです。
ちなみにこのウサギは、
野ウサギのことを指します。
イースターバニーと呼ばれ、
子どもたちにイースターエッグを運んでくるのがその役割。
16~17世紀ごろに定着したという説があります。
しかし、これは西方教会だけの習慣とも言われています。
ニュースを見れば世界中でお祝いしていました。
イギリスでは、チャールズ国王は31日、
ロンドン近郊のウィンザーの教会で行われた
キリスト教の復活祭の礼拝に出席しました。
現地メディアによりますと、
礼拝ではチャールズ国王とキャサリン妃の健康のために
祈りが捧げられたということです。
コメント